5月 13, 2024
後任者から前任者に届く問い合わせ

看護師の転職後、引き継ぎした後任者から前任者に問い合わせがくることも珍しくありません。そのため、後任者がわからない部分が出てこないよう、あらかじめ対処しておくことが肝心となってきます。

一番多いとされるのが、業務に必要なデータファイルの格納先や、システムのID、パスワードなどの問い合わせです。これらの情報は、業務を進めるために不可欠なものでしょう。口頭やメモだけでは、後任者が忘れたり、紛失したりする可能性が高いので注意が必要です。

患者の病状や治療方針、アレルギー歴、服薬歴といった患者のケアに関する具体的な情報は、看護師の業務の中核をなすものと言えます。ですが、カルテや電子カルテに記録されているものだけでは不十分でしょう。患者とのコミュニケーションや観察で得た情報も、後任者に伝えることが大事です。患者や家族との信頼関係や連携方法も、後任者に引き継ぎましょう。

看護師は、医師や薬剤師、栄養士などの多くの医療従事者と協力して業務を行います。そのため、後任者は業務で関わる同僚の連絡先、業務の担当者を知っておく必要もあるでしょう。

業務手順がわかっていても、担当者がわからないと効率的に進みません。そこで業務に関わる担当者をリスト化して後任者に渡すだけでなく、可能なら直接引き合わせることができると効果的です。

引き継ぎ終了後に発生する問い合わせは、口頭のみで引き継ぎし、お互いその場では理解したつもりになっているケースがほとんどと言えます。細かい情報に気をつけて引き継ぎすることで、引き継ぎ後の問い合わせを減らせるはずです。

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